Wisdom for Recovery 回復の知恵

不倫問題に特化した心の回復の知識や知恵を更新中!
不倫をされた人も、不倫をした人も怒りを手放し、お互いが癒されるために…

*このところ「不倫発覚と同時に離婚を告げられた」という
BPさんからのご相談が立て続けにありました。
本当に心が痛む出来事。あってはならない…と思います。
今回は一旦「夫婦再生したい者のための回復の知恵」はお休みして
夫婦再生ではなく離婚を望むAPさんのための「回復の知恵」を書きました。

AP=不倫をした既婚者 BP=不倫をされた既婚者
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離婚をしたいAPさんへ

配偶者以外の人を好きになり
結婚の解消を望み、
その人と共に新しい人生を歩みたい…
これがあなたの「正直な気持ち」なのでしょう。
それは人間として、起こり得ない感情ではなく
確かに自然な感情かもしれません。

配偶者以外の異性を好きになってしまうこと、
確かに起こりえることです。
人間の本能としては理解できます。
そして、誰もが「自分の気持に正直に生きる」ことを望みます。

ただし「正直」が全てゆるされることではないのは
社会人であれば理解できるでしょう。
誰もが自分の気持に「正直」に生きていては
この社会に秩序は生まれません。
だからこそ社会には「ルール」があるのです。

結婚したら不貞をしない・・・これが社会のルールです。
それが守られないなら、結婚精度は破綻します。
配偶者の裏切りのうえに
安定した人生は積み上がらないからです。

そのルールを理解した上でもなお
結婚を解消して新たな人生を歩みたい…が、
あなたの正直な気持ちであれば、
誠意のある態度でその事実を配偶者に告げ
その事実にショックを受ける配偶者の心の回復には
出来るだけの敬意をもって付き添うことが
あなたに課せられた責務でしょう。

告げる前には必ず
あなたの選択する「正直な気持ち」に
どれだけ配偶者が傷つくかを想像してください。
あなたを信じて共に過ごした年月に対する想いを破壊すること
あなたを信じて人生を歩んでいる安心を奪う行為であること、
配偶者のすべてを奪う選択を自分がしている自覚をもってください。

そこには一片の言い訳があってはなりません。

言い訳の上での離婚は
あなたが結婚における「改善」という役割を放棄した配偶者であり
「改善」する能力がなかったことを
自分で証明していることになるのです。

問題のない夫婦などいません。
その「問題」を不倫や離婚の「言い訳」にするのは
結婚の本質も、愛情の本質も理解していない…と言えるでしょう。

それでもなお「離婚したい」のが正直な気持ちであれば、
配偶者の傷つきを受け入れる覚悟も決めてください。
それが一度は「結婚を選択した」あなた自身の責任です。

彼らが心を癒すための時間を寄り添ってあげなくてはなりません。
彼らの怒り、批判、非難、悲しみ、嫉妬心…すべてのマイナス感情を
「そうなって当然だ」と認め謝罪を重ねること。
それが生活を共にした者への敬意であり
ルールを破る側の最低限の責務でしょう。

もちろん離婚後の経済的な問題についても
充分に相互理解に達する話合いをせねばなりません。

不倫相手を優先するのではなく
あなたが裏切る配偶者を
すべてにおいて優先してください。
( 蛇足ですが、夫婦としての最後の誠意を見せることもゆるさない
  嫉妬心や独占欲が深い不倫相手なら、
  あなたのことを本当に理解して支えられるのか?
  私は正直疑問に思います。
  既婚者を愛するというのはそれだけの業を背負うことなのです。)

配偶者との話し合いに全ての誠意と敬意を注ぎ込み、
彼らが回復していくことを手助けしなければなりません。
その回復を手助ける間には
自分の弱さなども見つめ、反省して
配偶者に率直に詫びてゆるしをこうべきでしょう。
配偶者はそんなあなたをみて「ゆるしをあたえる」ことで
傷ついた自尊心を回復させるのです。

このようなプロセスを踏んで
配偶者の回復につきそえば、あなたの罪悪感も癒えていくでしょう。
一度は自分の弱さを向き合う経験を乗り越えれば
離婚も人生の糧にはなるのです。

だから、たとえ「離婚」という結論がでていても、
傷ついた者を見捨ててはならないのです。
もし見捨てるようなことをすれば
自分の弱さを向き合えなかった人生のツケは
必ず自分に戻ってきます。

正直な気持ち、そして配偶者を思いやる気持ち
その二つの気持が充分に配偶者に伝わるのであれば
時間はかかるでしょうが、裏切られた者の心も必ず回復します。
彼らの心が回復すれば、あなたも罪悪感から解放されて
自ら求めた「正直な選択」に進めることができるでしょう。

ただし、本当に時間のかかるプロセスです。
最低でも3年。
少なくとも2年は充分に時間をかけてほしいと望みます。
全てにおいて配偶者のペースに合わせてください。

離婚したい…はい。わかりました。離婚しましょう。
…と、数カ月後に自由の身になれるほど
不倫から離婚へのプロセスは簡単ではありません。

仮にそうなったとしても、
沢山の罪悪感と自分の弱さ…
…負の遺産を抱えての新しい人生になるでしょう。
それらは簡単に乗り越えられるものではありません。
そして、不倫相手は貴方の罪悪感を理解する立場にないことから
孤独感、空虚感、未達成感が付きまとうはずです。

そこから回復するためには
まずは配偶者に誠意と敬意を尽くすことを
忘れないでほしいのです。

何よりも貴方自身の心の回復のために。